可逆圧縮うそつきごっこ

質問箱です。
ありがとうございます。
オセローをどこにしまったのか覚えていません。

悩んだのでそこの棚に突き刺さってるやつと同人誌でネタにしたことがある本を懺悔の意味で全部出しました。
紹介したいけどしたくないやつとか埋まってるやつとか実家にあるやつとか読んでも足しにならなかったやつと何一つ中身覚えてないやつとかは除外しています。ファウストとか。

新潮文庫、背表紙の色で作者覚えてる因縁あるレーベルです。
一番お金を払っているのはハヤカワです。

左から一言紹介で行きます。

・走れメロス / 太宰治
有名なやつ全部入ってる。ダス・ゲマイネとか。
姉司で使った「駆込み訴え」も出典ここ。
基本青空文庫で全部読めます。

・「花ざかりの森・憂国」「近代能楽集」「音楽」「真夏の死」 / 三島由紀夫
三島といったら赤背表紙の新潮文庫で育った派。タイトルどーんとでかいので読む場所選ばないと警戒されるけど同族も見つけられる。
「花ざかり〜」と「真夏の死」は新しくなって平野啓一郎が解説を書いている版、舞台見た時に揃えました。
音楽は昔レオ司の同人誌で使った。リタニ。
近代能楽集は大好きだから載せた。至る所でつかってる。

・「夏の夜の夢・あらし」 / シェイクスピア、福田訳
ももちゅかで使った。王さまの苦いおまじない。
あらし……テンペストで転校生の皆さんには馴染み深いあれ。『吾らは夢と同じ糸で織られているのだ』の出典もこれ。水星の魔女のネタもこれ。
演劇やる人と英文学やる人はまず新潮版手に取らないんだけど、表紙とか持ち歩きやすさとか愛着で選んでいる。

・「文鳥・夢十夜」 / 夏目漱石
漱石は新潮で揃えたい派。ガチ勢は全集かちくま。
こはつか本で文鳥使った。縹渺は「夢十夜」の『第七夜』。

・「ナイン・ストーリーズ」「フラニーとゾーイー」 / サリンジャー、野崎訳
わたしの人生は野崎訳です。最近河出で新訳出てたけどやっぱこれと思ったので野崎訳。もっと鏡見てちゃん。

・「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」 / ルイス・キャロル、矢川訳
これも翻訳いっぱいあるけど矢川訳で育ったので……
二次創作してると一般教養だなと思った。履修してないと戦えん。

・「私と踊って」「朝日のようにさわやかに」 / 恩田陸
レクイエムの踊ってシーン初めて出てきた時に騒いでいたのはこれ。
最近理瀬シリーズ短編まとめとバレエ長編出たらしいから引っ張ってきた。「私と踊って」の装丁は文庫もおもしろい。

・「からくりからくさ」 / 梨木香歩
内容何も覚えてないけど中学生の時おもしれ〜と思って読んだ記憶だけある。「りかさん」も多分この部屋のどこかにある。内容は覚えていない。

・「魔女の一ダース」 / 米原万里
シベリア鉄道での中華料理とロシア料理のくだりがほんとにおもろい。真冬のロシアで半袖とかいう脳バグ起こったはなし好き。
エッセイなのかな？小説ではない。作者亡くなったのでもう新作読めないんだなあ。

・「星の王子さま」 / サン=テグジュペリ、河野訳
レオ司本で使いました。every other ghost……多分。
一般教養……訳いろいろあるけど紙の手触り含めてこれが好き。

・「ボッコちゃん」 / 星新一
司と一緒にウミガメのスープするときに使った。
星新一どこから読む？となったらこれがまあ一番有名かなあ……で勧めると思う。どれから読んだって楽しめりゃいいんですよ。

紙の本はいいぞ。
お姉さまの読書ライフに幸あれ。
わたしはオセローを探します……もの紛失しすぎ奴！